走るの辞めた

一年ぶりの更新。

気まぐれで継続性のない人間だがフッと文章書きたくなったので適当に。

タイトルの通りマラソンは辞めた。

最後に出場した大会は2020年の北九州マラソンで、雨の中ずぶ濡れになりながら撃沈した後に、一人一杯とされている自衛隊が作っている豚汁を10杯近く食べたのはいい思い出だ。

後、30キロ過ぎの小倉牛は格別だった。

その大会を最後にコロナ騒動に入り、翌月から全国の大会が中止なり長い自粛期間に入った。

別にコロナで大会が自粛になり、モチベーションが無くなり辞めた訳ではない。

単純に伸びしろの限界が見えたからだ。

目標はサブ3だったが、自分の能力では仕事以外の時間を全て注ぐぐらいの気持ちじゃないと達成できない目標だと悟ったから。

それから走るのが途端に億劫になり、始めたばかりの頃の楽しく走っていた気持ちが無くなり、義務感のようになってしまっていた。

思い切って辞めてみると気持ちが軽くなり、今は週一回5キロ走るぐらいだ。

今の方が気持ちよく走れている。

当然以前のようなスタミナもスピードもないので大会なんて考えられないが、数年に一回のフルで地獄を見ても気持ちよく感じられるかもしれない。

では代わりに何をやっているのかという話だがそれは次回。

正月明けからまともに走れてない

今年になってからランについて書いてないのは書けるほどにまともに走れてないからだ。正月休み明け一発目のランから右膝の外側が痛み出す。

正月休みは毎日走っていたのでその反動がきたのかなと思い、少し頻度を落として走るも走り始めて3キロで痛みが出ることが続いた。

膝痛なんて久しぶりだし、寒いから筋肉が硬くなってるのだろうぐらいに軽く考えていたが、どうも今日時点まで完治してないので根本的見直しが必要みたいだ。

行きつけの理学療法士にはおそらくランナーズニーだろうと。膝が原因ではなくお尻の筋肉が硬く、脚だけで走っているのが問題だそうだ。

シューズの底も踵の外側がすり減る典型的な外側着地でそういうランナーに多い痛みらしい。

なので今は教授して頂いたお尻のストレッチ、筋トレを地道にしている。

その成果もあってか10キロは痛みなく走れるようにまでは回復した。ただ翌日若干痛みが出るので連日走はできない。

例年ならシーズンを棒にふる惨状だが、コロナ禍もあって大会が無くじっくり焦ることなく治せる時間があるのは幸いだ。

どうやら4月の中頃から福岡マラソンのエントリーが始まる。今はフルのことなど考えられる状況ではないが、じっくり治して復活したい。

もしかしたら来シーズンも大会の計画は立たないかもしれないが、次出場できるときは自己ベストが出せるという自信がある状態で臨みたいところだ。

 

【感想】みらいめがね

 

みらいめがね それでは息がつまるので

みらいめがね それでは息がつまるので

 

 

評論家でラジオパーソナリティでもある荻上チキさんのエッセイ集。

荻上さんのことは討論番組で初めて見たときから早口で頭が回って話が上手で論理的で感情的にならないといったサイボーグ的な印象しかなかった。

ラジオでも日々違う話題を捌いていくし、かなり高度なオールラウンダーといった感じで、評論家を名乗りながらも「彼女たちの売春」ように綿密に取材をしたジャーナルスティックな本も出版する一面もある。

最近はラジオを聴いてもいじめ問題とかかなり社会問題に傾斜してる感がありながらも相変わらず引き出しは多い。

このエッセイでは荻上さん自身が歩んできた人生の出来事、自分自身について書かれている。

荻上さんは謙虚というか自分を卑下して書いているんじゃないかと思うくらいラジオやテレビで見る彼のイメージと違ったのでまず驚いた。

自己肯定感が低く、うつを患い投薬しながら日々を過ごしていることは何を言われても論理的に反論できる「強い人」のイメージとは真逆だった。

学生時代に虐められていたのはなんとなくイメージできるが、バンド活動に熱中していて、大学で文学を専攻したのは好きな先輩が文学のゼミにいたから自分も入ったというのはちょっと面白かった。

荻上さん自身の弱さが正直に書かれていて一見強そうな人でも弱い一面があり、荻上さん自身で解決したのではなく周りのサポートがあり今の荻上さんを作っているのがよくわかった。

母親なり子供なりラジオのスッタフなりアウシュビッツのガイドなりタクシードライバーなり荻上さんに影響を与えている人が数多くいて、生きているのだと理解した。

10月総距離 150キロ

コロナ禍で大会参加の予定は立たないが、駅伝シーズンが始まり、テレビ観戦しながら自身も目標がないながらもモチベーションを上げている。

ここ数ヶ月100キロ届くか届かないかのゆるい練習が続いていたが、肌寒くなり走りやすくなってきた。10月は20キロ走を2回、25キロ走を1回できた。

昨年は11月に福岡マラソンがあってこの時期すでにフルを走れる脚ができていたのだが、今年は30キロ走もしてない。おそらく来年末までフルはないと思うので今はスピード鍛練期と考えて距離はそこまで意識してない。

後、厚底ブームだけど自分は厚底合わないなと感じている。ズームフライ3を履いているのだが、接地の感触が好きじゃない。軽い薄底がやっぱりいい。

【FIFA21】レビュー

発売日に買って一週間ぐらいキャリアモードやったら飽きたので明日売りに行く予定。

変わった点は移籍の際にレンタルする時に買取オプションができるようになったことやコンピュータからトレードを持ちかけてきたりしてよりリアルになったこと。前作と比較してヘディングの制度が改善されている。カレンダーを進めていく中で練習、休息、リカバリーを日ごとに組み込んでいける点。これにより疲労や鋭さが決まる。自分は面倒くさかったので最初から決まっていた日程まま進めた。固有フェイスも増えていると思う。プレミアリーグは下位のチームでもほとんど固有フェイスだった。前作はファーのシュートが決まりにくかったが今作は普通に決まる。サイドからのセンタリングやクロスは決まらない。コンピューターもサイドから絶対上げてこないし、中央からのペナルティエリアのシュートばっか。要するに可能性が薄いシュートは絶対打ってこない。そのせいか自分は難易度レジェンドでやっていたが、前作よりかなり失点するようになった。これは自分が下手なだけだろう。L2ディフェンスは今作もかなり有効。

改善してほしい点はファールの数が少なすぎてリアル性に欠ける。こぼれ玉が相手に行く率が偏りすぎ。センタリングやクロスで決まる確率も上げてほしい。監督のフェイスもなんとかならんか。

全体的には満足。まぁ飽きやすいゲームではあるが。

ロードバイクが欲しいが・・

 

自転車に冷たい国、ニッポン――安心して走れる街へ (岩波ブックレット)

自転車に冷たい国、ニッポン――安心して走れる街へ (岩波ブックレット)

  • 作者:馬場 直子
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

弱虫ペダルの影響で今年の春頃からずっとロードバイクが欲しい。欲しいものはとりあえず1ヶ月は我慢して判断するというルールを自分に課しているのだが、半年経っても欲しい気持ちは変わらない。多分遅かれ早かれ買うのだろう。3月にレンタルロードバイクしまなみ海道をサイクリングしてから一時的に満腹にはなったけどまた飢餓感が出てきた。

でもネックになるのがいくつかある。初期投資を含めた維持費、モチベーション、そして本書にあるように日本は自転車に対して冷たい国だということ。一つ目のお金の問題がネックでためらう人は多い。バイクは最低でも10万以上するものは欲しいし、ヘルメットやユニフォームなどの周辺装備だけでも数万はする。定期的なメンテナンスも必要だし、僕は輪行していろんなところを走りたいと思っているので自分で組み立て取り外しする知識、技術もいる。

モチベーションに関しては僕はレースに出たい欲はなくて単純にサイクリングを楽しみたいと思っている。マラソンもやっているが同じ頻度では走れないので習慣化できるかどうか。

スピードは出るが楽な乗り物ではないので続くがどうかの不安は大きい。

また当然外では保管できないので室内保管になるが、1Kのアパートで保管スペースをどうするか。

最後に日本の自転車事情だが、日本の道路は車優先で設計されており、車からも歩行者からも煙たがられる存在になっている。それが本書にもあるように自転車事故の多さにつながっている。最近は自転車事故での賠償額が高額になっており、乗るなら保険は必須だと思った。

本来は車道を走るべきなのだが、歩道を走ることも一部許されていたことにより起こる歩行者との事故、左側通行が徹底されない弊害など自転車のマナーの問題というより日本の道路交通設計が引き起こしている側面も大きいと思った。

ただそれでも欲しい気持ちは変わらないのでしっかり調べて買うことにしよう。

【感想】安倍VSプーチン

 

安倍vs.プーチン ――日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか? (筑摩選書)

安倍vs.プーチン ――日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか? (筑摩選書)

  • 作者:明義, 駒木
  • 発売日: 2020/08/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

4連休を利用して読み終えた。

本書をすごく乱暴に要約するなら北方領土問題でプーチン以前のロシアと平和条約締結後、歯舞群島色丹島の2島返還の交渉をしていた時期があった。

しかし、当時の日本としては国後島択捉島も含めた四島返還交渉しか受け入れられず、アメリカからも四島返還を迫るように圧力をかけられていた。

その後プーチン政権になり態度を硬化させて二島返還さえも拒むようになり、日本との間には領土問題は存在しないという立場を表明するようになった。

日ソ共同宣言やサンフランシスコ平和条約など両国の細かい解釈の話は本書を読んでもらうしかないが、ロシアの懸念としては仮に返還後に米軍基地を建設されては安全保障上脅威になること。

ロシアの世論の9割以上が返還に反対していることがある。

さらにロシア人の入植もかなりすすんでおり、仮に返還されても日本にとって運営は容易ではないこと。

安倍政権下での北方領土交渉の進展はないといっていいだろう。

本書を読むと北方領土交渉での秘密主義は度が過ぎている。どこの決着を目指しているのかさえも伝わらなし、実際の交渉がうまくいってないので国内での説明を拒んでいるようにしか見えない。これでは国内での関心は急速に失われていくだろう。

近年ロシアは中国との関係を強めており、プーチンの終身大統領も法律改正でほぼ決まっており、この先十数年は進展はないように思える。