感想 【わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑】
わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑
- 作者: 丸山貴史,今泉忠明,サトウマサノリ,ウエタケヨーコ,海道健太
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/07/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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年末年始に読書した本の中の一冊。
自分は「失敗」ものシリーズが好きで、日本軍がアメリカに負けた原因を書いた「失敗の本質ー日本軍の組織論的研究」など特に日本軍の失敗を書いた本は何冊か読んだ。
- 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/08/01
- メディア: 文庫
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過去の失敗を未来に生かすことが歴史の意義だし、尚且つそれを自分の人生に生かせれば有意義だ。
しかし、こういう失敗シリーズから学べることもあるが、どうしようもない「運」「自然災害」に左右されることも多い。
特に「わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」に登場する生き物たちは、そのどうしようもないことによって絶滅した生き物ばかりだ。
人間に狩られて絶滅
隕石が落ちて絶滅
島が沈没して絶滅
酸素濃度が変化して絶滅
風が吹かなくなって絶滅
水力発電により水質が変わって絶滅
自らの身体的特徴によって絶滅など。
ここに登場する生き物に限らず偶然に左右されることは人間にもある。
だから何もしなくてニヒリズムになって人生達観するのも違うと思うが、事前に計画を立てても、どうしようもないことに巻き込まれて人生が暗転するかもしれないし、そういうのも折り込んで生きていくしかないと思った。
自分の行動だけで全てが決まると思わず、他人の幸運や不幸を見て、自分もそうなるかもしれないな的な思考は必要だと思った。