グーたら盆休み

盆休みも半分が終わった。

盆休みだからといって特にこれといって励んでいることはない。

朝起きて飯食ってネットフリックス観て猫と戯れて昼寝して遅い昼飯喰って走って読書して寝るといったなんか貴族みたいな生活。

もともと怠け者のグーたらだし尻叩いてもらわないといつまでもボーっとしてるタイプ。

とりあえず福岡に居たくなかったので近くにコンビニすらないど田舎の実家に帰省中。実家に居ればそんなに金使うこともないし。

こういうご時世なので両親は帰ってきてほしくなかったみたいだけど、メンタルが夏バテしていたので静かで蝉が鳴いてる地元が心地いい。

最近はほとんど走ってなくて7月の走行距離は100キロを割ってしまった。

盆休みに入ってからは毎日走っているが、400メートルインターバルや坂道ダッシュが中心。最長でも10キロのEペース走(4:40~5:00)が苦しい。

自分にこの時期のロング走は無理なのでスタミナは捨てている。短い距離のスピード練習中心で涼しくなってからまた蓄えればいいといった感じ。

ただレースがない。年内はゼロ確定。年明けも冬の主要な大会は開催されないだろう。

レースをモチベーションに頑張るタイプではないが、例年に比べ悪い意味で余裕がでてるのは確か。

レースがなくても冬のシーズンにはちゃんとフルマラソンできるようにコンディションは作るつもり。

一人フルマラソンでもやろうかな。

残りの休みも毎日ブログできるかな。

できない。

 

 

【感想】 東芝の悲劇

 

 

 

東芝の悲劇 (幻冬舎文庫)

東芝の悲劇 (幻冬舎文庫)

 

 

東芝の不正会計発覚から時間を巻き戻しなぜこのような事態が発生したのかを東芝天皇と言われる西室泰三時代から掘り起こして言ったのが本書。これが日本のエリートなのかと愕然とするほどこの本に出てくる東芝の経営者たちには当事者意識がない。西室から岡村正、西田厚聦、佐々木則夫の四代を軸に物語は進む。黒字を維持するために不正会計とされた「バイセル取引」を行い、それを辞めさせる自浄作用が全く働かず、発覚後の記者会見では自らの保身のために関与を一切認めない言動には呆れる。個人の野望や名誉の為に人事を操作したり、社外活動に熱心なる様はとても責任ある立場の人間のやることでは無い。

さらに原発の企業であるWH(ウェスチングハウス)を資産価値の3倍もの額で買い取らされ、未来への具体的な青写真も無いまま結局不良債権化させてしまった構図は戦前の日本が勝算の無いアメリカとの戦争を行い無残に敗北したそれと同じだ。しかも不正会計発覚後にその減損処理を行う為に東芝メディカルという優良な子会社を売り払う際に小細工をかますところは反省など微塵も感じなかった。

これは東芝だけでなく日本の大企業ならどこでも起こりうることなのではないかと感じた。

それは社長の出来の良し悪し関係なく任期制(東芝は四年)であり、社内からしか登用されないのならば大胆な改革などできないし、息のかかった人物を後任に据えるのは目に見えている。東芝の場合は不正会計を引き継ぎ、退任後も会長になったり財界の主要なポストについて権力を維持している以上、新社長がそれをひっくり返すのは至難の技だっただろう。

歴代の個人の資質や人間性よりも組織環境やシステムが間違っていると人は容易に腐っていくというのがよくわかる本だ。

 

 

6月走行距離 125キロ

梅雨入りだが例年に比べてそれほど雨は降ってないからか練習量はそれほど落ち込んでない。

中距離のペース走、インターバル走中心なので走行距離は伸びないが。

僕はそれほど大会をモチベーションにして練習に励むタイプではないので大会がなくてもいつも通り走るが、コロナの影響もあってかランナーを見かけることが少なくなった。

ただ僕自身もコロナが収束に向かっているせいか以前の仕事量に戻ってきていて月末から月初は忙しくて今週は月〜金までノーラン。

正直仕事で肉体もメンタルも削られた後に走るのは苦しい。いくら走るのが好きで習慣付けされててもきついことに変わりはない。仕事前に走るランナーもいるが僕は朝が強くないし、肉体労働なので仕事前に体力を使いたくない。

仕事と折り合いをつけながら走るのが市民ランナー宿命。みんなそれぞれ状況が違う中で走る時間を見つけ目標に向かって練習に励むことができるスポーツなのがマラソン

一人で練習ができ場所代もかからないし、練習コストはシューズだけ。尚且つタイムという自分と勝負できる指標もある。これほどフェアで練習が報われるスポーツは中々ないと思う。

スポーツの中でも運動神経はいらない部類だと思うし、お金もかからないので入り口が広いスポーツ。だからこそマラソン人口が増えているのだと思う。

30までにサブ3を一つの目標にしていたが、年内レースは絶望的な状況。秋以降の駅伝やマラソンはどうなるのか。

5月総距離 139キロ

大会の予定が立たず30歳までにサブ3という目標は絶望的になるも相変わらずの調子で走っている。平日は10キロ走(4:00〜4:30)とインターバル(1キロ×3)の組み合わせを週3。土日は15キロPR、5キロTTでやっている。距離走は一切やっていないので総距離は必然的に落ちる。しかし一回の練習の強度は以前よりも高い。スピード不足を昨シーズンで痛感してから今はスタミナよりもスピード重視。これから本格的に暑くなるので距離はまだ落ちるだろう。強度も保てるかどうか。

サブ3の目安としては1キロTTで3:20、5キロTTで18:50、400インターバルで1:30×15本をこなせることが最低条件らしい。正直どれもクリアできてない。この基準をこなせるようになることが今の目標。これがこなせないとサブ3は目標になり得ない。大会がないこの期間を鍛錬期にして突き抜けたいところ。

【感想】 記者、ラストベルトに住む

 

 アメリカ大統領選の民主党候補がバイデンに決まり、二期目を目指すトランプとの対決が決定した。トランプの新型コロナ対策の成果で票の流れも変わるだろうが、トランプ優勢だ。

アメリカンファーストを掲げ、メキシコとの国境に壁を作ると言ったり、イスラエルの米大使館をエルサレムに移転したりと世界中が反感を買うような政策を実行する人物がなぜ大統領になれたのか。誰がトランプを支持しているのか。新聞記者の著者が産業が消えた街ラストベルトに住み、そこでの暮らしからトランプを大統領にさせた背景を探っていく。

著者が実際に住んでいたオハイオやペンシルヴェニアの一角には人々の仕事が無く、最低賃金のサービス業に従事し、貧困に陥り、同級生はドラッグに溺れ多くが亡くなったという女性のインタビューから始まる。ひと昔前は炭鉱があり、自動車などの工場がひしめき、そこで働くことがそこに住む人々の誇りだった。現在ではそれらの工場は賃金の安い中国やメキシコに移転してしまった。

本書に登場する多くの人物が現在の仕事に不満を感じながらも誇りをもって仕事をしたいのがよく伝わってきた。皆仕事についてよく語る。仕事が生きがいなのだ。だからこそアメリカに産業を取り戻すと主張するトランプを支持する。それらの人々はトランプに倫理など求めない。産業を復活させ雇用を取り戻すことや株価を上げることで自らの生活を再建してくれることを期待しているのだ。

 

大会の予定が立たない

GWも終わりこれから暑い季節に移行していく。実家に帰省して走り込みたかったが、新型コロナウイルスの影響で帰省は取りやめ。走ることと買い出し以外に用事がないし、1kの狭いアパートに一日中居るのも息が詰まる。走っても夜は車も人も少ない。なんかマスクもしないで走ってると浮くというか、人目がね。2月の北九州マラソンでスピード不足を痛感してからずっとスピード練習(インターバル、ペース走)をしている。ジョグもキロ5分を超えるペースでは走らなくなった。正直キツイが距離は最長でも15キロしか走ってない。これから暑くなって距離はますます落ちるだろう。スタミナは涼しくなってからまた距離を踏めば戻ると思ってるので今はひたすらスピードだけ。練習の目標としてはキロ4分で20キロこなせるようになればいいなと。

しかし大会は軒並み中止に。福岡マラソンも今年は中止。昨日金沢マラソン中止のニュースも。家には志賀島の案内が来たが、やるのかね。参加費だけ取られて中止は勘弁なので様子見。最悪今年だけじゃなく来年のシーズンまで吹っ飛ぶかも。マラソン人気とかランナーのモチベーションとか言われるけど大会の為だけではなく走るのが楽しいというのもあるので単々とやっていく。

【感想】男はなぜこんなに苦しいのか

 

男はなぜこんなに苦しいのか (朝日新書)

男はなぜこんなに苦しいのか (朝日新書)

  • 作者:海原純子
  • 発売日: 2016/01/13
  • メディア: 新書
 

 医学博士で心療内科医の著者が仕事でのカウンセリングの経験をもとに男性患者のの苦悩、ストレスについてのエピソードを個別に取り上げ、解決策を提示してくれる本だ。

自分も男性なのでこの本に出てくる男性たちの弱音を吐いてはいけない、いつも冷静でなければいけない、現状に満足してはいけないという感情は理解できる。男は強くしっかりしてないといけないとか。弱々しいとナヨナヨしてるとか言われるし。酒とタバコを嗜んで男は成長するとかひと昔前ならあったのだろう。そういう男性のこうあるべきだとか、ステレオタイプに適応しようとして苦しんでいる人々は多い。この本に登場する男性たちはそういう責任を背負いこみ、人に頼るのが苦手な男性が多い。男性の場合、仕事=その人全ての評価みたいに考えられることも多いので仕事に打ち込みはするが、うまくいかなかったり、家庭とのバランスが取れなかったりと壁にぶち当たることが多い。そういう中高年を見てきているので自分も含めて今の若者は仕事への取り組み方が変化してきていると思うし、結婚への価値観も変化してきているように思う。この本に登場する男性たちのほとんどが仕事での悩みなので、仕事に対する価値観、人生観が社会全体で多様化しないと救われない人たちだと思った。